冬の長夜。猫団子は良くある光景。
ですが、私的にはどのように猫が重なっているかが気になります。
だいたいが白3匹マイケルに乗っかっていることが多いので心配になるのですが、この日は大丈夫でした
マイケルは喘息持ちで、寝ている時急に発作が起きることしばしば。
今年12才になるマイケル。白猫達もマイケルを大事にして欲しいところです。
さて。
2月始めに旅仲間のT氏にマラソン大会にエントリーしてダイエットしようと誘われ和歌山県に行ってきました
んが。。。
トレーニング中にまたもや腰の雲行きが怪しくなり、今回は大事を取ってマラソンは見送ることにした私です
そんなことでT氏1人フルマラソンに参加。
天気に恵まれ気持ち良く完走できたそうです
私はその間、熊野古道を散策していましたが、そのレポートは次回。
今回は和歌山の旅初日に観光した古式捕鯨発祥の地「太地」のレポートです。
私に大きな影響を与えた本。
作者が紀州・太地に1年間滞在して実際に鯨漁を体験してまとめ上げた鯨漁と幕末の日本の物語。構想8年。漁の描写はすさまじく迫真で読み手のこちらも息を飲んだことを覚えています。
それで舞台となった太地にいつか行ってみたい・・・!と思ったのでした。
飛行機で南紀白浜空港に降り立ち、レンタカーで熊野参詣道 大辺路走ること一時間半。
フォトスポットらしい巨大な鯨の尻尾があるくじら浜公園。
そこには古式捕鯨のモニュメントと、近代まで使っていた大きな捕鯨船がありました。
そして「くじらの博物館」
出入自由で¥1500です。
博物館は三階建て。
1階には紀伊半島周辺で行われていた古式捕鯨の模型と、昔の書籍の挿絵を映像に写して捕鯨の方法を案内していました。とてもたくさんの民が壮大なスケールで捕鯨をしていたのだなと改めて感動。
2階には外国捕鯨史料やクジラの体温や声を体感できます。
また実物の鯨部位のホルマリン漬けもあり・・・
天井には原寸大の鯨模型とそれに挑む人々の模型が吊されていました。
3階には実際に捕鯨で使われていたたくさんの種類の槍や華やかな船の絵図が公開されていました。
鯨一頭仕留めるのに、何種類もの槍を使って徐々に鯨を弱らせていったようです。
外でイルカや鯨のショーが見られます
イルカは賢い~
ジャンプ力も半端ないね
イルカショーも良いですが、やはりクジラのショーが大きさもあって迫力満点
お利口さんなオキゴンドウ君。体長4m
ショーが終わると近くに来てくれます。歯があって可愛い
くじら博物館を一時抜けて、車で10分ほど走ると。
<灯明崎>
古式捕鯨を偲ばせる狼煙場跡や復元された山見台・燈明灯台があり、太平洋を一望できます
昔々、ここには太地古式捕鯨で総指揮所「山見台」があり、ここから広い洋上で鯨を発見し、旗や狼煙で沖の船団と交信しながら鯨を捕らしめる重要な任務を司るところだったそうです。もちろん小説『勇魚』にもこの場所は登場しますので、感慨深く風景を堪能しました
その他、熊野参詣道 大辺路での観光スポット、串本町の橋杭岩。
約850mの列をなす大小40の岩柱。
日本の朝日百選にも認定されています。
そして本州最南端の潮岬。
この日は本州最南端の炎祭りが行われていて無料で 潮汁(太刀魚のつみれ汁)がふるまわれ行列をなしていました。
紀南、天気も良く良い旅ができました。
そうそう。
くじら博物館の前でデモ活動が行われている様子がシュールでした。
捕鯨の本を見てこの地を訪れ、鯨を食べて博物館を見学してショーを見た私は、この人々から見たら極悪人なんだろうね。
次回は熊野古道トレッキングレポートになります
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あ り が と う
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熊野の旅 その①クジラ
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