三連休いかが過ごされましたか。
クマオ家方面は寒いながらも晴れ時々曇りでお出かけしやすい連休でした。
<プリンセスベットにINするマイケル>
既にクマオ氏から年末年始計画表が渡され、それによると今年は「年末大掃除はしない」そうです。少しずつ断捨離と掃除をやっていき、年末はゆっくり一年の振り返り&来年度の計画を立てる時間に当てるそうです。
<クマオ氏膝上でマッサージ施術を受ける鈴ちゃん>
そんなことで三連休は断捨離と掃除に当てる予定でしたが・・・
<連休中は元気にオモチャを追いかけ回した蘭ちゃん>
姉よりお誘いを受け、一日だけ遊びに行ってきました。
目黒区の駒場公園にある、昭和初期当時 “ 東洋一の邸宅 ” といわれていた16代加賀藩主:前田利為侯爵の住んでいた【旧前田侯爵本邸】です
今や高級住宅街の駒場に1万3千坪の敷地に延べ床面積1000坪の館。6人家族に仕えた使用人が136人だったそうです。加賀百万石の威光を体感できます。
2年半もの時間を使って修復工事がなされ10月末に再オープン。内装から調度品まで竣工当時昭和4年の洋館が精巧に再現されていて、これが無料で(しかもボランディアガイドさんの案内付で)見学ができるだなんて驚きです。
<洋館の見取り図>
※クリックすると画像が拡大され字が読めます。
主に一階は迎賓用、2階が家族のプライベートスペースです。
部屋ごとにシャンデリアやマントルピース(暖炉)、イングルヌック(炉隅の小スペース)が異なり、そのこだわりと繊細なおもてなしの心意気を感じます。
例えばこの左:小客室(身内や同郷客などのおもてなし部屋)と右:大客室(外交用のおもてなし部屋)。
お客様の人数によってこの2部屋は仕切り戸で広さを変えられるのですが、装飾の作りが違います。外交用の大客室(左)はドア上や天井仕切り縁の装飾が華やかです。
<カラトリーセット>
エッグ・スプーン、マスタード・スプーン(小)、ナッツ・ピッカー、ピクルス・フォーク、チャツネ・スプーン、バターナイフ、マスタード・スプーン(大)、牡蠣用フォーク、コーヒー・スプーン、アイス・スプーン、デザートフォーク、デザートナイフ。
おぃおぃ、こんなに細かくスプーンとフォークを所持する必要あるんかいな
庶民の私は開いた口が塞がりません
しかし6人家族に136人も使用人が居たわけですから、カラトリーがこれだけ細分化されても上げ下げ問題なくできるわけですな
2階の主:<前田利為侯爵の書斎>
ここも開いた口が塞がらない繊細なこだわり内装でした。更に驚くのはこの書斎に入る前に「書斎前室」という6畳ほどの控え室?があるんですよ
書斎に控え室、いるん
まぁでもココは主の仕事部屋で最も重要な機密業務が行われていたでしょうから住者が前室で控えることもありなのでしょうか。
<菊子夫人の部屋>
ここがもっともゴウジャスで艶っぽい部屋です。
一応菊子夫人の部屋となっていますが、一家団欒の部屋だったそうです。
<夫婦の寝室>
絨毯が苺や葡萄などなど、とても可愛らしい
前田利為侯爵が菊子夫人や子供達をとても愛されていたのだなぁと調度品を見ただけでもわかる素敵な邸宅です。
各部屋にはマントルピース(暖炉)があり、グリルも各部屋趣向をこらしたデザインが施されていました。
これは次女の部屋の梅(前田家家紋)
洋館から渡り廊下があり・・・
※使用人が料理を洋館から和館に運ぶ時に通った外廊下。
隣には和館があります。
ここは主に外国からの賓客をもてなすために建てられ、四季折々の前田家の行事にも用いられたそうです。
<和館の見取り図>
※クリックすると画像が拡大され字が読めます。
<2階>
1階の大広間の画像撮りたかったのですが、なにせ見学者が多くて良いものが撮れませんでした。
<2階からの庭園の眺め>
外国人向けにお風呂やトイレは洋風。蛇口が3つ付いてるの分かりますか
真ん中の蛇口は栓抜きだそうです。外国人が1人1人お湯を張ってバスタブの中で体を洗うので、その都度栓を抜くためだそうです。
それにしても修復工事に2年半かけたとはいえ、とにかくキレイに90年前の建物が残っていることに驚きですが、ここだけ戦火を逃れているのだろうです。マッカーサーが終戦後にこの洋館に住もうと意図的に原爆を避けさせたからキレイに残っているのだそうです。
見応えある旧前田本邸、無料でこれだけのものが見学できるとは、かなりお得です。皆様もぜひおいで
ポチッとお願いニャン
あ り が と う
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屋敷好きな方はぜひ!(旧前田家本邸)
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Categories: O型妻と猫