11月は5回も山に行くことになりましたが、最後の山は明神ヶ岳(標高1169m)でした。
明神ヶ岳(みょうじんがたけ)は南足柄市と箱根町にある山で、箱根山の外輪山の一つです。
レベルは中級。距離が長いのと山頂にトイレがないので自己管理が少々必要と言ったところでしょうか。
明神ヶ岳にいくにはいくつコースがありますが、下山後の温泉も楽しみたいので金時登山口から登って宮城野へ下るコースにしました。
登りは最初と山頂前の30分ぐらいが急斜ぐらいで、あとはのんびり稜線をひたすら登っていくコースです。
稜線といってもハコネダケで囲まれた道がほとんど。日焼けしないのは良いけれど(苦笑)、視界がなかなか開けません。
宮城野分岐を過ぎ、最乗寺との分かれ道を過ぎた辺りから、展望が開けてきます
後ろを振り返ると、金時山と・・・富士山の頭が段々と顔を出してくれます
こんなにクッキリ富士山が見えるなら金時山に登った方が良かったかな―
いやいや、でも初めてのところに行こうと決めていたし、なにより稜線歩きは気持ち良いです
富士山の裾までクッキリ見られて幸せ
稜線歩きがけっこう続き、まだかな~と何度か思ったところに明神ヶ岳に着。
今回は山ごはんデビューしようということでバーナーやクッカー等々持ってきたのでした。
初ご飯は簡単なものにしようと言うことで野菜スープとコーヒーとガパオ飯の素(お湯で戻すもの)を用意。島原そうめんは1分半で茹で上がって伸びにくい優れもの
青い空と富士山を眺めながらの初山クッキング、サイコー
ガパオ飯のお味は・・・まぁ、非常食だから・・・ねっ
しかしトイレの無い山頂でスープにコーヒーは水分摂り過ぎでした
トイレ目指していざ下山。(苦笑)
下山は少々足場が悪いので滑らないように三点歩行したり慎重に下しました。
PH8.6の自家源泉100%の温泉【勘太郎の湯】さんへ。
シャワーも源泉掛け流し
受付の方も親切で気持ち良く入浴することができました。
こちらの温泉は強羅駅までは徒歩20分ですが、目の前の道路にバス停があり、箱根湯本駅や小田原駅行きのバスが頻繁に出ているので帰りのアクセスも良好です。
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山ごはんデビュー
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屋敷好きな方はぜひ!(旧前田家本邸)
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三連休いかが過ごされましたか。
クマオ家方面は寒いながらも晴れ時々曇りでお出かけしやすい連休でした。
<プリンセスベットにINするマイケル>
既にクマオ氏から年末年始計画表が渡され、それによると今年は「年末大掃除はしない」そうです。少しずつ断捨離と掃除をやっていき、年末はゆっくり一年の振り返り&来年度の計画を立てる時間に当てるそうです。
<クマオ氏膝上でマッサージ施術を受ける鈴ちゃん>
そんなことで三連休は断捨離と掃除に当てる予定でしたが・・・
<連休中は元気にオモチャを追いかけ回した蘭ちゃん>
姉よりお誘いを受け、一日だけ遊びに行ってきました。
目黒区の駒場公園にある、昭和初期当時 “ 東洋一の邸宅 ” といわれていた16代加賀藩主:前田利為侯爵の住んでいた【旧前田侯爵本邸】です
今や高級住宅街の駒場に1万3千坪の敷地に延べ床面積1000坪の館。6人家族に仕えた使用人が136人だったそうです。加賀百万石の威光を体感できます。
2年半もの時間を使って修復工事がなされ10月末に再オープン。内装から調度品まで竣工当時昭和4年の洋館が精巧に再現されていて、これが無料で(しかもボランディアガイドさんの案内付で)見学ができるだなんて驚きです。
<洋館の見取り図>
※クリックすると画像が拡大され字が読めます。
主に一階は迎賓用、2階が家族のプライベートスペースです。
部屋ごとにシャンデリアやマントルピース(暖炉)、イングルヌック(炉隅の小スペース)が異なり、そのこだわりと繊細なおもてなしの心意気を感じます。
例えばこの左:小客室(身内や同郷客などのおもてなし部屋)と右:大客室(外交用のおもてなし部屋)。
お客様の人数によってこの2部屋は仕切り戸で広さを変えられるのですが、装飾の作りが違います。外交用の大客室(左)はドア上や天井仕切り縁の装飾が華やかです。
<カラトリーセット>
エッグ・スプーン、マスタード・スプーン(小)、ナッツ・ピッカー、ピクルス・フォーク、チャツネ・スプーン、バターナイフ、マスタード・スプーン(大)、牡蠣用フォーク、コーヒー・スプーン、アイス・スプーン、デザートフォーク、デザートナイフ。
おぃおぃ、こんなに細かくスプーンとフォークを所持する必要あるんかいな
庶民の私は開いた口が塞がりません
しかし6人家族に136人も使用人が居たわけですから、カラトリーがこれだけ細分化されても上げ下げ問題なくできるわけですな
2階の主:<前田利為侯爵の書斎>
ここも開いた口が塞がらない繊細なこだわり内装でした。更に驚くのはこの書斎に入る前に「書斎前室」という6畳ほどの控え室?があるんですよ
書斎に控え室、いるん
まぁでもココは主の仕事部屋で最も重要な機密業務が行われていたでしょうから住者が前室で控えることもありなのでしょうか。
<菊子夫人の部屋>
ここがもっともゴウジャスで艶っぽい部屋です。
一応菊子夫人の部屋となっていますが、一家団欒の部屋だったそうです。
<夫婦の寝室>
絨毯が苺や葡萄などなど、とても可愛らしい
前田利為侯爵が菊子夫人や子供達をとても愛されていたのだなぁと調度品を見ただけでもわかる素敵な邸宅です。
各部屋にはマントルピース(暖炉)があり、グリルも各部屋趣向をこらしたデザインが施されていました。
これは次女の部屋の梅(前田家家紋)
洋館から渡り廊下があり・・・
※使用人が料理を洋館から和館に運ぶ時に通った外廊下。
隣には和館があります。
ここは主に外国からの賓客をもてなすために建てられ、四季折々の前田家の行事にも用いられたそうです。
<和館の見取り図>
※クリックすると画像が拡大され字が読めます。
<2階>
1階の大広間の画像撮りたかったのですが、なにせ見学者が多くて良いものが撮れませんでした。
<2階からの庭園の眺め>
外国人向けにお風呂やトイレは洋風。蛇口が3つ付いてるの分かりますか
真ん中の蛇口は栓抜きだそうです。外国人が1人1人お湯を張ってバスタブの中で体を洗うので、その都度栓を抜くためだそうです。
それにしても修復工事に2年半かけたとはいえ、とにかくキレイに90年前の建物が残っていることに驚きですが、ここだけ戦火を逃れているのだろうです。マッカーサーが終戦後にこの洋館に住もうと意図的に原爆を避けさせたからキレイに残っているのだそうです。
見応えある旧前田本邸、無料でこれだけのものが見学できるとは、かなりお得です。皆様もぜひおいで
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紅葉の大山
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11月は5回山にいくことになっていましたが(笑)、第4弾。
神奈川県伊勢原の大山(標高1,525m)に行ってきました。
もう何回も登っているかな大山。
我が家から一番交通の便が良く、登山トレーニングに最適な山です。
ここは紅葉が有名で、平日のこの日も多くの観光客で賑わっていました。
いつもはケーブルカーで阿夫利神社まで楽しちゃうところですが、それではトレーニングにならないだろうと言うことで下から地道に登っていきましたよ。
大山ケーブルカー駅~大山寺までの道のり紅葉が特に見事ですし距離も20分くらいで行けますので一般の方もココまでは登って来られる方多いようです。
女坂と男坂と2通りコースがあり、女坂は大山までは比較的緩やかな傾斜で登ることができます。
特に大山寺までの最後の階段が紅葉のメインスポット
大山から石段がキツくなりますが、20分くらいで阿夫利神社に着きます。
青空に紅葉が映えます
阿夫利神社から空が澄んでいたら房総半島や江ノ島が見渡せるそうですが、この日は霞んでいて見えず。
紅葉を楽しんだ後は大山山頂を目指します。
さすがに観光客は居なくなり、静かな登山道。
富士見台からはギリギリ富士山が見えました
阿夫利神社は別名「雨降り神社」というくらいなかなか快晴に恵まれることは少なく、富士山が見られるだけでも幸運です
山頂直前に5歳児の遠足隊に出会いましたよ。
ちっちゃーい皆が大きなリュックを背負って大きい岩を登っている必死な様は応援したくなりますね。
特に列の後ろから2番目に居た小さい「蘭ちゃん」という女の子が泣きべそかきながら先生にリュックごと持ち上げられながら、引きずり上げられながら一生懸命登っている様は、我が家の運動音痴の蘭ちゃんを思い出し目頭が熱くなりましたよ。
この鳥居が見えてきたら山頂はすぐそこ。
残念ながら山頂はガスっていましたが、肉眼では遠くまで街並みは見渡せました
標準タイム90分のところを65分で登頂
なかなか良いペースでした
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石老山
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10年来の友Rちゃんとも久々に山に行ってきました。
足を怪我して2年ほど山ができなかったRちゃんの復帰登山に選んだ山は
霊気漂う巨岩・奇石の間を縫う登山道「石老山」
標高702m、標高差(登り:498m、下り:394m)、歩行時間3時間
足慣らしにはちょうど良い入門編の良い山でした☆
道は緩やかな傾斜なのでキツいところはありません。
雨上がりで石道が滑りやすいのが要注意
しっとりした空気のなか苔に覆われた巨石、霊気漂うコースです。
こういった巨石には験担ぎでか?多くの人が添え木をしていきます。
大きな杉の木の根っこにも雰囲気がありますね。
登山口から25分くらいで顕鏡寺着。
11月11日の時点では紅葉はまだまだでした。
ここは東海自然歩道のポイント上にあるようです。
(※東海自然歩道とは・・・八王子と大阪・箕面を結ぶ1都8県2府に及ぶ全長1697.2kmの長距離自然歩道のこと)
顕鏡寺からいよいよ本格的な登山道になっていきます。
<蓮岩>
桜道コースは南高尾山稜や市内が一望できる見晴らしの良い休憩所もあります。
そこから程なくして融合平見晴台着。
晴れていたら相模湖がキレイに見られます。
ここからは広葉樹の間を地道に登っていって。。。
【石老山】山頂着。
天気予報では晴れでしたが時間が早かったからか雲っていて期待していた富士山が見られませんでした。
下山は50分ほど急降下が続きます。小石と落ち葉が足をすくいがち
そして車道に出てから80分車道を歩いて藤野やまなみ温泉に向かいます。
平日だと1時間に1本バスが出ているそうですが、この日は休日。車道でも半分以上登りなので地味にキツイです。苦笑
途中で立ち寄った蜂蜜鯛焼き屋【山のはちみつ】さん。
相模湖駅~石老山から降ってしばらくトイレが無いんです。藤野やまなみ温泉までの道のり遠く、ここでトイレを借りて一休みすることをオススメします。
ここ、とても良い店です
たくさんの種類の蜂蜜が売られています。地元の蜂蜜も多いです。蜂蜜化粧品も。
ココで頂いた蜂蜜ジュースと蜂蜜鯛焼きが濃厚で本格的、良いエネルギーチャージできました
【藤野やまなみ温泉】
外観古そうですが、温泉は露店もあるしジャグジーもサウナもあり。
内湯は源泉掛け流しで高アルカリ泉質、良かったです
地ビールで乾杯
生ビールも自販機で缶ビールもあるので休憩するにものんびりできました。
Rちゃん、久々の山楽しんでもらえて良かった、また行こうね
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霊峰妙法ヶ岳と三峯神社へ
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11月半ば、この上ない良好天気の日。
関東一スピリチュアルスポット、三峯神社~奥の院(霊峰妙法ヶ岳)に登ってきました
一般的な電車からのアクセスは西武秩父駅からバスで約1時間15分。
ですが今回は門前町として栄えた大輪で途中下車して旧表参道を登っていくことにしました。
【旧表参道の鳥居】
三峯神社までは健脚の人で2時間、一般的には休憩含んで3時間程かかるとガイドにはあり。
江戸時代以前から続く参詣の道のスタートです。
どれだけの人がこの橋を渡っただろうかね。
たくさんの人が願いを抱えて遠くから歩いてきて渡った橋。
そう思うとしみじみ趣深いです。
道はそう難しいところありません。
ただ今の季節、落ち葉が滑りやすいのは要注意です。
【清浄の滝】
昔の人は参拝前に禊や水垢離などをこの滝で行っていたそうです。
滝も泉もとても澄んでいてキラキラしていました
ここも充分スピリチュアル
東屋もベンチもあり一息つけます。
程なくして【薬師堂跡】
江戸時代まで女性禁制だった三峯神社。女性はここまではこられたそうで、彼女達の休憩・宿泊施設があったそうです。
ここは少し見晴らしよく、後に行く妙法ヶ岳が望めます。
そこからぐんぐん標高を上げ、登山ぽくなってきます。
しばらくするっと立派な古民家が見えてきます。
ここまでの工程で2/3位。
立派な石垣。神主さんの家だったらしい。
ここで標高900m。石を運んできた人、大変だったろうな~。
表参道を登りきったところにあるのは奥宮遥拝殿。
三峯神社境内にある見晴台です。
三峯神社内【奥宮遥拝殿】からの眺め。
ガイドブックに「三峯神社までは健脚の人で2時間、一般的には休憩含んで3時間程」とありましたが、私は今回1時間35分でここまで来られました。思っていたよりずいぶん早く到着しましたよ
三峯の神様に背中を押してもらったとしか思えません。そしてこの晴天
三峯さんによく来たね!待ってたよ!っと歓迎された気がして嬉しくなりました
メインの三峯さんの拝殿とは逆方向、三ツ鳥居から外に出まして・・・
三峯神社の奥宮がある妙法ヶ岳(標高1329m)に向かいます。
頂上まで50~60分の道のりです。
中盤道が分かり難いところもありますが、高低差はあまりありません。
ただ木の根っこがかなりむき出しになっている箇所が多く、足を取られないように注意です
だいたいはこうして杉の根元に網が張っている間を通っていく感じになりまっす。
奥の宮までは鳥居を3つ潜ります。
わりと気分で奥宮にくる軽装な参拝客多いですが、後半は道も狭く足場も悪くなってきますのでお気をつけ下さいね。
最後はかなり急な鎖場になっていますのでね。
山頂まではずっと杉林の中を登り、山頂で急に視界が開けます。
【妙法ヶ岳】山頂
大輪から総距離:約8.9km、累計標高差:1,769m
山頂はこの祠があるだけでとても狭いです。
このひっそりと、でも凜と構えている祠が清々しくありがたいですね。
遠くまで澄んだ空。
大輪から妙法ヶ岳まで2時間40分で到着
山頂でお昼を食べて、三峯神社まで戻り、敷地内宿泊施設興雲閣で日帰り温泉頂き身を清めてから参拝
こんなに清々しい晴天の日に関東一のスピリチュアルスポット三峯神社にくることができて本当に嬉しかったです。
門前町から一歩一歩上がってこられたのも感慨一入。
神様からのご加護を感じました。
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