さてまて。
クマオ家の猫迎え入れ事情はともかくとして、
大雨の中、瀕死の状態のしまじろう君を保護した彼女、kilalanさん。
グッタリなすがまま抱かれているしまじろう君の命の重みは、
きっと実体重より重かったに違いありません。
この、抱きかかえてしまった責任の重さ、
自分の環境、そして成猫里親探しへの不安。
きっと彼女自身、自らの魂が抜けてしまいそうになったに違いないのです。
抱きかかえたと同時に絶望感に似た重圧。。。
この先、自分とこの猫君はどうなるのだろうか。
ただ、彼女は気丈でした。
「しまじろう君を幸せにする為に頑張る」
この気持ちだけは変わらなかったのです。
彼女はできることは何でもしようと、昨年の大震災で
福島の警戒区域で置き去り動物の保護活動をされている団体の方の
講演会を聞きに行き、地元の保護団体の方とも、
里親探しについても情報をいただいたりしました。
またしまじろう君がエイズキャリアだということがわかり、
愛猫きららちゃんの念のためを考え、
近所に住む姪っ子ちゃんに預かってもらってもらうことになったのですが、
元野良だったしまじろう君が早く人との共同生活に慣れるようにと、
毎日朝昼夜会いに行ったり、一日少なくとも1時間以上はしまじろう君に
付き添って、彼との信頼関係を築く為に通い続けました。
<kilalanさん愛猫きららちゃん。憧れの茶トラ女の仔!>
<きららちゃんも、よく頑張ったね!>
お家生活になれない頃、昼も夜も鳴き続けたしまじろう君も、
いつしか姪っ子ちゃんのお布団に潜り込んで寝てくれるようになり。
kilalanさんが様子を見にくると嬉しそうにスリスリゴロゴロ。。。
今まで女の仔との猫生活しか知らなかったkilalanさんや姪っ子さんも、
しまじろう君のその健気さと甘えん坊具合にすっかりノックアウト。
大人猫でも野良猫でも、こんなに愛さずにはいられない存在になるのだなと
しみじみ。。。
しみじみ。。。
しまじろう君にはいつでも会える距離で里親を探したいと、
一時はお姉様の家での受け入れを検討されたようですが、
縁あって、チラシを見た隣町に住むご家族がしまじろう君を
新しく家族に迎えたいと申し出がありました。
とはいえ、先住猫が2匹いると聞き、kilalanさんも心配がありました。
エイズキャリアは極めて発症率も移る率も少ないとはいえ、
それを理解して受け入れてくれるご家族かどうかです。
それで先方にはキチンとしまじろう君がキャリアであること、
少なからずリスクがあるので、ありがたいけどおすすめは
出来ないことを伝えしました。それでもそのご家族は
一度しまじろう君に会いたいと言ってくれ、お見合いまでの間に
お子様も含めたご家族でエイズキャリアについて勉強していてくれていました。
お見合い当日も「もう少し歳をとって、もしも体調が悪くなることが
多くなった時には、他の猫たちよりも病院のお世話になることも
多くなること、そういう場合にもきちんと治療を受けさせるという
覚悟がなければ、里親さんとして預けられない。」ということも
ハッキリとお伝えしたそうですが、一目見てしまじろう君は
もう自分達の家族だと感じていたようでした。
そして去勢手術と腸ヘルペスの手術の経過を見て、
12/25。。。
しまじろう君は新しい幸せに向かって旅立っていきました。
見て下さい~。この安らかな寝顔。。。
初日は怖くて先住猫ちゃんを威嚇してしまったそうですが、
今では先住猫君達と一緒に布団の中に入ってくるのだとか!
馴れるの、早っ!!笑
しまじろう君が新たな幸せに向かって旅立ち、
寂しくて号泣してしまったkilalanさん。
「今まで、仔猫たちを里親さんに渡すときには、
こんなにさびしくなかったし、
ホッと安心する気持ちの方が強かったのですが、
やっぱり、大人猫だと感情が成熟してるからか、
心のつながりが強くなってしまうんですね。
でも、今のしまちゃんの幸せな様子を見ていると
これで良かった。」と。
猫は自分を映す鏡。
kilalanさんの、純粋にしまじろう君の幸せを願う気持ちが
きっとしまじろう君にも伝わってたのですね。
成熟した大人猫ならではの味わいかもねっ。
我が家のマイケルも、我が家にきた時はすでに大人でした。
雑誌やネットで天使のような子猫の写真や話を聞くにつけ
「マイケルが小さい時はどんなにか可愛いかったろうか。」
とクマオさんしみじみ。
「んじゃー、もう一匹、茶トラの赤ちゃん迎え入れてみる!?」
と言っても
「んにゃ、よか。このマイケルで、よか。」と。
子猫ではなくても、「猫」は充分人を幸せにしてくれる存在だと
多くの人が理解してくれますように。。。
しまじろう君のこれからの幸せを祈って、我家のラッキーアイテム
モンプチ缶と【Handmade Shopねこ館】さんのベットを贈らせて頂きました♪
3匹みんなで入れるかな?Lサイズにしてもらいましたよ♪
みんにゃ、みんにゃ、幸せになーれ!!
※【2011年 星に願いを】…幸せを求めているたくさんニャンズがいます!見てみてね!
ポチッとお願いニャン
X’masに幸せをつかんだ猫の話 その3
By
Categories: 里親募集&応援マンガ
Sorry, comments and trackbacks have now been closed.
By いけかな 木 1月 12th 2012 at 5:08 pm
うーん、キャリアがあると知ってて引き取ったお宅には本当に頭が下がりますね。
そして、一生懸命幸せを模索したkilalanさんにも!
しまじろうちゃんは、残りの半生幸せにすごせそうで、よかったですねー♪
ステキなお話、ありがとうございます(^-^)
By MIHO 木 1月 12th 2012 at 5:33 pm
感動しました・・・・
その一言に尽きます。
関わった全ての方の想いで、しまじろうくんは
とびっきり幸せになれますね。
素敵なお話をどうもありがとう!
By ツブシオ 木 1月 12th 2012 at 6:41 pm
そう! 命の重みを感じるのよね。
ワタシも川の藪の中から、子猫を拾い上げたとき・・・
里親募集とか、家の猫たちの反応なんか
考えませんでしたもの。
そこにある命は、助けられるものは助けなければ・・・
しまじろうクンを迎え入れてくれたご家族、
やさしいご家族に感謝です。
By ようちゃん 木 1月 12th 2012 at 7:32 pm
とても素晴らしい感動出来るお話ありがとうございます[e:257]
キャリアがあってもしまじろう君を迎え入れたご家族はスゴいなって思いました[e:257]
By grazie 木 1月 12th 2012 at 8:38 pm
しまじろう君、素敵な御家族がみつかってよかったですね。
kilalanさん、お疲れ様
素敵なお話を紹介して下さって
クマツマさん、ありがとうございます。
By カエル子 木 1月 12th 2012 at 10:23 pm
涙と鼻水でボロボロです~~
しまじろうくん、素敵な方に出会って
良かったですね。
そして素敵なご縁が見つかって本当に
良かった。
クマオの妻さん、素敵なお話を
ありがとうございました。
By elilim 木 1月 12th 2012 at 10:28 pm
瀕死のしまじろうくんを助けて、お世話されて、
ふかい絆も生まれていたのでしょうけれど、
しまじろうくんの幸せを願ってあえて手放されたお気持ち、
とってもよく分かります><
しまじろうくん、幸せになってよかったです。
素敵なお話をありがとうございました。
ああ号泣・・・
By きとり 木 1月 12th 2012 at 10:42 pm
なんてステキなご家族なんでしょう(涙)
しまじろう君、いいご家族にめぐり合えてホントに良かったです。。。。
ずっとずっと元気で幸せに♪
クマ妻さん、ステキなお話し、ありがとうございました。
By daneko 木 1月 12th 2012 at 11:31 pm
しまじろうくんおめでとう!!
kilalan様おめでとうございます
幸せを掴む話を読むと嬉しくなります
これからは3兄弟で幸せめ~いっぱいの生活を満喫ですね♪
kilalan様が茶トラのおんにゃのこと一緒の生活と知ってちょっとキラリン[絵文字:e-349]と思っちゃいました(笑)
By リブママ 木 1月 12th 2012 at 11:41 pm
こんばんわー。
しまじろうくん!本当に幸せになったんですね☆
よかった…本当によかったです(^ω^)
命の重みかぁ…リブはどうだったかな?
小さかったから軽かったけど
がんばって生きていましたものね♪
すべてを受け入れてくださる飼い主様に
本当に頭が下がります…というか愛を
感じます。ありがとうございました☆
By さんぐりえ 金 1月 13th 2012 at 6:29 pm
しまじろうくん、素敵な家族にめぐり逢えて
よかったね! ホントよかったね!
何度も言いたくなりました。
新しい家族となった方、kilalanさま、
クマ妻さま、みんなの愛を感じました。
ありがとうございます☆
しまちゃんがずっと幸せでいますように!