X’masに幸せをつかんだ猫の物語 その2

私が彼女から初めてメールをいただいたのは、こんな内容でした。
「耳ダニアレルギーからの内耳炎が重症化して脳が神経症状を起こして
全身が硬直して寝たきりになっていた猫を保護しました。
すっかり治ったら、また元いた場所に放して、
ご飯の心配がないくらいのことはしてあげられるのですが、
そのコはとても甘えん坊で、人間に対して優しいので、
できたら飼い主さんを探してあげたいと思ってるのです。
クマ妻さんはマイケル君たち3匹とも、仔猫じゃなくて
大きくなってから引き取っていらっしゃるし、
保護活動されてる方もご存知のようなので、
実際に大人の猫を引き取ってる方っていうのは、
どういう気持ちなのか(どういう理由で?)
聞かせていただければ・・と思っています。」
彼女は、今まで子猫のご縁探しはされてきたそうで、
今回この猫君のような成猫を保護したのは初めてで、果たして
九州の田舎で(と、ご謙遜されてましたが誰もが羨む温泉町お住まい)、
成猫を迎え入れてくれる家はあるのでしょうか、
しかも野良猫生活長い為、何らかの病気をもっている可能性があり、
どうしたらいいでしょうか途方にくれている。。。ということでした。
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<外にいた頃のしまじろう君。実はこの時、腸ヘルニアで腸壁に穴があいていました。>
保護活動に関わりのある方でしたら、成猫も子猫もない!
とおっしゃるかもしれませんが、彼女が感じた心配について
私は極自然のことだなと思いました。
なぜって、私が最初は子猫を迎え入れることしか知らなかったし
猫初心者の私はそれ以外の選択肢を思いもつかなかったからです。
極最初、迎え入れる猫を里親募集サイトで探していて問い合わせた時に、
希望する子猫が既にもらい手がいるとなり、その保護主さんに
「猫が初めてでしたら大人猫ちゃんの方が暮らしやすいですよ。
とてもイイコがいますがいかがですか。」とご提案を頂いたのに、
「いいえ、子猫とのご縁を探しています。」と私、ピシャリと応えました。
「そうですか。ではまた何かありましたら宜しくお願いいたします。」と
静かに、そして寂しげにご返答頂いた昔を思いだし。。。
私はチクリと胸が痛みました。
そんな私が、一介の猫が家にいるだけの私が、
彼女に答えられることはたった1つだけでした。
自分が、なぜ成猫を迎え入れることになったのか。。。です。
最初は憧れの目の色&毛並みの純血種猫ちゃんをブリーダーさんに求め、
その仔が生まれるまで何度も出産を待ち、
希望の子が産まれずご縁が流れ続けました。
そんな私にクマオ氏が
「存在もせん命にお金ばかけるとは賭け事と同じ。
うちは普通の家やけん、普通の猫にせれ。
うちは猫初心者で共働きやけん子猫にこだわることなか。」と言いました。
そして。。。
「命を譲り受けるゆうは大事なこと。
本当に、この家には、子猫ではないといけんとか、
品種にこだわらんといけんとか、

たくさん調べて勉強して、それから猫を求めるように。」と言われ。。。
それから私、図書館に通い猫本読みあさり、
子猫と成猫を迎え入れるのとではライフスタイルが違ってくること云々調べ
いっぱい気づきました。
成猫は性格が定まっていて迎え入れる側も生活のリズムが築きやすい、
共働きの場合お留守番も安心して任せられる、
成猫でも充分人に懐く、
保護主さんから譲り受けるので、その子の性格や体調や心配事について
相談に乗ってもらえアドバイスをいただける等々。。
そんな事実を知るようになり、子猫でなくても、いやむしろ
我家のライフスタイルにはむしろ子猫は大変かもしれないと思ったところに
マイケルと白猫兄妹レオ&乙女と運命の出会いがあったわけです。 
我が家の詳しい経緯は、コチラ
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<見合い初日の写真。初めて会ったクマオ氏に抱っこされたマイケルとレオ>
<3ヶ月遅れでやってきた超ビビリと聞いていた乙女>
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なんと三日目にしてお腹見せてゴロゴロ。
先住猫マイケルも優しく挨拶してくれました。
そんなことも少しお伝えしつつ、
「我家にはベテランの保護活動家さんが保護主さんとしているので、
何かあったら相談してくださいと」お伝えしました。
おいおい、楽しみにしていたしまじろう君の話やのーて
わい(お前)んとこの話や!?と言わんどってね!
今回のしまじろう君の幸せGETには、
「成猫を迎え入れる家」てのもポイントになりますので♪
我家の話を序章として書かせて頂きました。
次回からは、いよいよしまじろう君と彼女のお話ですからね~。
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