ある2/22の物語 ~響きあう魂のお話~

昨日ブロ友さんのそれぞれの2/22「の日」の
日記を拝見しつつ、我が家は何もしなかったことに汗をかいたクマ妻ですが、
とても不思議な話を語っていた“てんまるさん”のご紹介させて下さいね。
てんまるさんと私の出会いは「茶トラが好きなのでmixi友になりませんか」と
お声がけいただいたのが始まりです。茶トラが家にいない彼女がなぜ
茶トラが好きなのかな???とずっと不思議に思っていました。
彼女の茶トラへの想いは、今からつづるお話に秘密があったのです。
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彼女にとって2月22日は大好きだった叔父様が空に旅だった日です。
享年62歳でしたが10歳は若く見える程、おしゃれで明るく、
いつも笑顔の人でした。
叔父様は職場での事故で脊髄を負傷し、下半身不随になりましたが、
その身体を受け入れ、病院でも一生懸命リハビリに取り組んでたそうです。
小さい頃から可愛がってくれた叔父様。病院に週に1、2度は
介助にいきい、彼女と叔父様は猫の話で花を咲かせていました。
娘さんの居ない叔父様は看護婦さん達に自慢の姪っ子だと語っていたそうです。
叔父様は茶トラの猫のチョロちゃんという猫を飼っていたので、
「早くチョロに会いたいなぁ~」と言ってリハビリを頑張っていました。
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                                 (※写真はマイケルです。)
なのに・・・
退院して4ヶ月。
あっという間に空に旅だつことになるとは…
叔父様には家族がいらしたそうですが退院してもろくな介護をしてもらえずに
亡くなったことを聞き・・・姪の彼女はとても悔しくてならなかったに違いありません。
でもその叔父様は不自由な身体になった時も、そして
空に旅立ってからも、彼女に多くの事を教えてくれたのです。
20070526Ⅱ
自分の涙を拭うことができるのはまだ幸せなことなのだと…
叔父様が亡くなって2週間後。
片時も叔父様の傍を離れなかった茶トラのチョロちゃんは
自分の居場所を失い、叔父様の後を追うように虹の橋を渡ります。
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                              (※写真はマイケルです。)
叔父様が可愛がっていたから一緒に空に連れていったのかな?
それとも大好きだったお父さんのあとを追いかけていったのかな?
惹かれ合う魂はこの世とあの世では遠すぎると思ったのでしょうか。
それとも。
長い間暮らしていた叔父様と茶トラチョロちゃんは、
この世で既に一つの魂になっていたから。
離れるなんてこと、できなかったのかもしれないね。
2月22日に亡くなるだなんて猫好きな叔父様らしいなと彼女はしみじみ。
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いつもポジティブで素敵だった叔父様と彼を愛した茶トラ猫は、
いつもてんまるさんに語り微笑みかけてくれているのです。
と、これで終わらないのが彼女の222物語。
叔父様が亡くなられてから4ヶ月後。
彼女は交通事故で瀕死重体の猫に出逢います。
両足切断の大手術をして一命をとりとめたロンちゃんです。
そのロンちゃんが彼女の猫になったのも・・・
きっと叔父様が仕向けた違いありません。
叔父様は、自分を大好きでいてくれたてんまるさんへ、
大切なメッセージをロンちゃんに託したのではないでしょうか。
叔父様が亡くなり、人も動物もお互いを必要としているのだと感じた彼女。
自分のできる範囲でも、猫を救っていけたらと保護活動を続けています。
そう、だから、これからもたくさんの猫ちゃんと彼女は出会います。
彼女の222物語は、まだまだ続く物語なのです。

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