久しぶりの図書館に行ってきました。
嬉しいことに我が町の図書館には猫ブログ本がたくさんあります♪
まぁ、それは娯楽本として、気になった本。
『マンションで犬や猫と上手に暮らす』
(一級建築士 金巻とも子 著)
建築士として都心におけるペットトラブル問題に取り組んでいる著者から
集合住宅で犬や猫と快適に暮らすための方法や工夫について書いた本です。
建築士ではありますが、ペット専用の特別な設備のある家が必ずしも
必要ではなく、普通のマンションでも(もちろんペット不可マンションは別)
自分達だけではなく、周囲の住民ともうまくできて、且つ明るく楽しい
ワンニャンライフを送るためのコツが書いてあります。
それともう1冊。
『民子』
(浅田次郎 著)
これは知る人ぞ知る?
マルハペットフード創立十周年記念CMを本にしたものです。
自分が本の虫だったからでしょうか。
空想癖激しいので、映像よりこの本に心が響きます。
「民子が忘れられない。」
この一説から始まる物語。
売れない小説家志望の男と猫(民子)の物語。
原稿用紙たった1枚の物語。
しかし
そこには先が見えないながら、ゆるりとした時間と
深く静かな愛が・・・たなびいているのです。
誰からも相手にされない、出版社からも門前払い。
それでもペンを走らせ走らせ。
その「私」の傍らに猫:民子がいるのです。
一文にもならぬ「私」の原稿を読んでくれているのです。
「とてもいいわ、その調子よ」
民子は「私」を見上げて微笑む。
長い間、民子は「私」のたったひとりの読者であり。。。
そしてそして月日は流れ。。。
民子は年老いていき。。。
ようやく原稿が売れ始めた頃
民子は行方しれずになってしまった。
見るかげもなく
やつれ果てて戻ってきたのは、
長編小説の仕上げにかかっていた
寒い夜であった。
いつもそうであったように
「私」の膝に横たわったまま十枚ばかりの原稿を読んでくれた。
「さいこうよ。おめでとう」
かすれた声でそれだけ言うと
民子は廊下をよろぼい歩き、
闇に消えてしまった。
そして再び帰らなかった。
たった一言の祝福を告げるために、
死を前にして一度だけ戻ってきてくれた。
民子のことが忘れられない。
多くの恋人たちの顔をみな忘れても、
民子ひとりが忘れられない。
美しく気高い民子と、彼女を愛した小説家の物語。
是非この本を手にとってみてください。
CMは秒数が決まっているからせわしない。
民子と「私」の長い長い時を想するにはあまりにも時間が足りない。
参考までに→CM動画はコチラ。。。
動画見ると少し熱が冷めるな~。
やはり文字が良い。
マイケル
ずっとずっと一緒にいてね。
そして語ってね。
私の愛する猫。
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民子 忘れられない
By
Categories: ニャンズ
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By tennjan 月 7月 12th 2010 at 9:49 am
民子、やばいよ。
民子、泣いちゃうよ。
民子、私も忘れられなくなっちゃうよー。
素敵なご本、ご紹介くださってありがとうございます!!
どちらもぜひ読んでみたいです!!
マイケル君、ずっとクマ妻さんと一緒にいて
一緒に語り合ってね☆
うちの3アミーゴにもお願いしようと思います。
By 3にゃんママ 月 7月 12th 2010 at 12:41 pm
民子のCM見たら泣けて泣けて。。。(涙)
切ないよ~。。。
猫は死に目を見せないって言うから、死期がわかって姿を消したんですね。
飼い主としては悲しいけど看取ってあげたいと思いますもの、どんなにか悲しく淋しかったか。。。
うちの長女も高齢で、しかも半のら暮らし。
もし帰ってこなかったら。。。って思うといてもたってもいられません。
先日も1晩帰ってこなくて大騒ぎしました。翌日帰って来たのでほっとしましたが。。。
長女クーと話が出来たら、もしもの時は絶対一人で逝かないでって言いたいです。
「民子」私も読んでみようかな~。。。
でも、きっと最初から最後まで泣き通しって気がします。
もう一つは今後の猫との生活の参考に読んでみたいですね^^
マイちゃん(民子もトラでかぶっちゃいます。。。^^;)もレオくんも乙女ちゃんもずーとクマ妻さんとクマオさんのところで幸せに長生きしてね!
By リブママ 月 7月 12th 2010 at 5:05 pm
CM初めて見たかも…
なんだか切ないですね。
最後を見せないって言われてる
にゃんこだから余計に…
そうですね。私もリブにずっとそばにいてねって
言おうと思います☆
当たり前だけど、橋を渡るその時まで
そばにいてもらいたいですからね♪
By はんなり 月 7月 12th 2010 at 7:55 pm
浅田次郎の『民子』
切ないストーリーですが
大好きな一冊です☆
わたしも
CMより
やっぱり活字派です^^
By クマオの妻 火 7月 13th 2010 at 1:16 pm
民子、やばいと思います!
図書館で手にとって涙。
家に帰ってからも1頁めくる毎に号泣!
しかも何度開いても号泣!!
民子の章の他に、CMにはならなかった2つの
お話も入っています♪
By クマオの妻 火 7月 13th 2010 at 1:23 pm
民子は誇り高い猫なので、亡骸を「私」に見せたくなかったのかもしれません。
でも、愛する「私」に最後の言葉を捧げたいと思って戻ってきたのでしょうね。。
本当に飼い主としては最期の最期まで一緒にいたいものです。
クーちゃんはお外にもいかれる自由猫ちゃんなのですね。
1晩帰ってこなかっただけでも大騒ぎはわかります!!
うちでもそういったことがあったらクマオさん気が狂っちゃいそうだな。。。
毎日毎日クーちゃんに、ずっと一緒なんだよ!と念じていたら
感じてくれるかしら。
「民子」は図書館で手に取った時から涙が止まりません。
原稿用紙1枚分だから薄い本なのに、何度見ても涙が止まりません!
By クマオの妻 火 7月 13th 2010 at 1:26 pm
私もこのCM知りませんでした。
きっとまだ猫を家族として迎え入れる前のCMで
キャットフードに関心がなかったのかもしれません。
我が家は完全に室内飼いなので、最期までずっと
一緒だろうと思いますが、ニャンズの気持ちを尊重した
最期を迎えてあげたいなと思っています。でも骨は
自分達のお墓に一緒にいれようと話しています。
By クマオの妻 火 7月 13th 2010 at 1:30 pm
『民子』ご存じだったのですね~!
さすがです♪♪
猫と作家は切っても切り離せない関係で、
浅田次郎自身、自分は人間ではなく猫であると
おっしゃっていました。猫好きな人とは、ちと
違うようです。自分はどっちかなぁ~?
ちなみにマイケルは自分は人間だと思っている猫です(笑)