乙女ちゃんの通院は基本的に自転車ですが、雨や雪の日はタクシーを使います。
ある雨の降った寒い夜のこと、タクシーで病院から家へ帰宅中。
以下、乗車中の会話。
タクシー「最近の家猫はおとなしくなったんですか?」
私「???」
タクシー「昔実家の親父が猫を飼ってたんですけど、不気味な猫でしてね。
虫やねずみの死体をわざと人間の飯卓から見えるように並べるんですよ」
私「猫の獲物を見せる習性は、飼い主に“お土産だよ~”って言ってるんですよ。」
タクシー「でもそれを見ながら飯を食べないといけない私の幼心、わかります?」
私「まぁ人間がどうあれ、猫の気持ちは飼い主への贈り物、感謝の気持ちですよ。」
タクシー「へー。そうですかね。。。」
タクシー「そうそう、先日乗せたご婦人はね、乱暴でワガママな飼い猫に手を焼いてるそうですよ。亡くなった旦那が飼ってた猫だもんだから、無下にできないって困ってましたよ。」
私「そりゃそうですよね、亡くなった旦那さんの形見だと思うと大事にしないとですよね。」
タクシー「いやそうじゃないんですって!本当は捨てたいけど、猫って祟りがあるじゃないですか!だから祟りが怖くて仕方なく世話してるって言ってました。でも早く居なくなって欲しいから、猫の好きなもので早死にしそうな食べ物をやってるそうです。」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご主人は天国で嘆いていますね・・・・・・。」
タクシー「でもこの方法だったら猫に恨まれることはないから良いですよ!好きなもん食って死ぬんだから!猫の祟り怖いですもん!」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのご婦人と旦那さんは・・・仲があまり良くなかったのかもしれませんね。
祟りというのは人間独特の発想ですよね。そのご婦人が恐れているのは、猫の祟りではなく、本当はご主人の祟りかもしれませんね。」
タクシー「・・・・・・・・」
私「おっと、着きましたね。それでは。」
クマオパパが大好きなマイケルは、帰りが遅いクマオパパをずっと待っています。
年始からずっと続いていた多忙さがやっと落ち着いたクマオ氏と戯れるマイケル。
我が家に何があっても、マイケル&レオ&乙女のことはずっと大事にするからねっ
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あ り が と う
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猫が嫌いな人
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